情報銀行って知ってますか。

お得・便利サービス

こんにちは。

ブログを読んで頂いてありがとうございます。

恥ずかしながら初めて知りましたが、

「情報銀行」なるものがあること。

キャッシュレス決済含む個人情報の取り扱いに関するものです。

読んで頂いた方の少しでもお役に立てたらと思います。

1、情報銀行とは

そもそも情報銀行とは何でしょう。

総務省が2018年5月に「情報信託機能の認定に係る指針ver1.0」で発表した定義があります。

総務省  『情報信託機能の認定スキームの在り方に関する検討会』 より

総務省|情報信託機能の認定スキームの在り方に関する検討会|情報信託機能の認定スキームの在り方に関する検討会

情報銀行(情報利用信用銀行)とは、個人とのデータ活用に関する契約等に基づき、PDS等のシステムを活用して個人のデータを管理するとともに、個人の指示又は予め指定した条件に基づき個人に代わり妥当性を判断の上、データを第三者(他の事業者)に提供する事業。  

情報銀行とは、ユーザーから預かったデータをそのユーザーの同意する範囲で運用し、そこから得た便益をユーザーに還元する仕組み。

“個人が主体となって個人情報を流通・活用していくための枠組み”です。

つまり、各個人の個人情報をユーザ(個人)の同意の範囲で活用し、その人にあったサービスやマーケティングを行うということです。

  仕組み

画像

情報銀行とは (出典:内閣官房IT総合戦略室「AI・IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ」)

2、情報銀行ってどうしてでてきたのか

 (1)デジタル化された個人情報の急増。

ここで言う個人情報は、基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)をはじめ、電気やガスの使用量、カード会社などに蓄積される購買履歴、銀行が管理する口座に関する情報等々

 (2)スマートフォン等から得られるデータも増加。

GPSの位置情報、アプリの利用記録、歩数などのヘルスケア関連のデータ、交通機関を使った履歴など、行動と共に記録されるデータ。

このような個人情報は、企業にとっては、効率的なマーケティング(広告配信や販売管理など)につながるため、“宝の山”です

情報銀行について、ビッグデータ流通の環境整備を目指す「官民データ活用推進基本法」(2016年12月に施行)に基づき検討が重ねられ、任意の事業者認定制度が実施されることが望ましいとされていた。今後、日本IT団体連盟がこの審査・認定を担い、2019年3月には認定第1号を出された。

もちろん、自社の顧客情報はどこの企業も使っていますが、散在するデータを活用した時代に則したマーケティングができているかと言えば、まだこれからというのが実情ではないでしょうか。

3、情報銀行の役割 企業と消費者の間を仲介

企業

“宝の山”になり得る個人情報が溢れていることが分かっていても、消費者の同意・理解という点で、あいまいな形で集められたデータは、活用しづらい。

消費者

個人情報を外部へ出することに同意していたとしても、どこでどう使われたかといった詳細を知ることが難しい。匿名化されたデータとなると、利用されていることすら知らない人が多いのが現状でしょう。

企業としては、明確な同意を得た上で収集したデータを入手できれば、ビジネスへの活用できる。

ユーザー(消費者・個人)も自身の情報は、どこに提供し、どのように使われているかを把握できれば不安も減る。

このような双方のニーズを満たすという視点から設計された枠組みが、情報銀行(情報利用信用銀行)というわけです。

4、すでに情報銀行への参入、実証実験中の企業とは

J.Score(ジェイスコア)2019年年度末を目標に、利用者の個人情報から算出した信用スコアを同意を得て外部に提供。現金や電子マネー、金利の引き下げなどを行う予定。
スカパー2019年7月から、利用者の同意を得て視聴履歴を取得し、かわりに数百円単位で料金の割引を行う予定。
電通グループ2018年9月に電通グループの電通テックが情報銀行会社「マイデータ・インテリジェンス」を設立。同月情報銀行サービス「MEY」の運用を開始。2019年春にサービス開始予定。
三井住友FG大阪府で医療データを扱う実証実験を開始
三菱UFJ信託銀行2018年11月19日より情報信託銀行サービス「DPRIME」の実証実験を開始。2019年度から実用開始予定。
大日本印刷(DNP) 中部電力、JTBそれぞれと情報銀行の実証実験を開始。中部電力とは電力使用量や生活データの情報を収集。JTBとは旅行者の趣味や興味、観光プランなどを収集。いずれも個人の同意を得て提携企業に提供する。

銀行はもちろんのこと、大手広告会社や印刷会社、電力会社なども導入の準備・実証実験を行っています。

5、まとめ

簡単に情報銀行ってなんなのかを紹介しました。

皆さんはどう思いますか。

キャッシュレス決済も広告・キャンペーンなどのサービス

あなたの嗜好、思考にあったより精度の高いものの提供。

情報銀行のメリットは、

お金やポイントなどの報酬がもらえる。自分にあったサービスをうけられる。

情報銀行のデメリット兼懸念点は

情報漏洩など個人情報の取扱いですよね。

個人情報は価値があるからこそ(実体験を基に)

情報の扱い方、活用の仕方、同意、管理方法など今後きになりますね。


 

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