こんにちは。
ブログを読んで頂いてありがとうございます。
今回は、キャッシュレスの面白い事例があったので紹介記事をかきます。
陸上、普段の利用に限らず、キャッシュレスは格段に便利になる可能性があるんだなと考えさせられました。
私も初めて知った隠れたニーズです。
キャシュレスは海を渡るのか(笑)
1、紹介事例の内容 船上でのキャッシュレス
日本郵船の事例です
日本郵船は11月21日、船上での船員給与の一部支払いや日用品の購買などに係る決済手段として、電子マネーを採用すると発表。
現在の悩み
(1)課題1
船上では船員給与の一部の支払いや日用品の購買などに現金が使用されている。そのため船長は出納業務をはじめ、商品の在庫管理や注文手配などの業務に一定程度の時間を費やしている。
(2)課題2
船員は乗船期間中に現金を各自で保管し、本国への送金時には海外送金手数料を負担する必要がある。当社は世界中の船上にある現金は800億円超とも。それに伴う管理コストや紛失リスクは非常に大きい。
2、メリット
船上の不安定な通信環境下でも。陸上からの給与支払い、船上での購買、船員同士や陸上にいる家族への送金を全て電子通貨で行うことができる。
さらに船長による決済業務の電子化で、現金の取り扱いで発生していたコスト・タイム・リスクを削減することができます。
早く、安心、簡単、便利にお金のやり取りができるようになる。
<船上キャッシュレス化のイメージ>
通信環境が悪い船上でも運用可能な決済システムと、再現金化が可能な独自の電子マネーを整備・導入し、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを用いてやり取りする。
日本郵船の自社船200隻を対象に、2019年早期の運用開始を目指す。
船員さんの出身国も外国人の方がほとんどを占める(下記グラフ)
給与含めお金のやり取りはドルでやりとりされている。
キャッシュレス化によって、船上での資金管理が容易になり、管理リスクも軽減できるほか、船員の大部分を占める外国籍の乗組員が家族へ送金する際の手間も省けるといったメリットが生まれる。
<国内海運会社の商船に乗船する船員の出身国比率>
3、日本郵船 実証実験の様子
<船上での実証実験>
日本郵船は船上でのキャッシュレス化に向けて、クレジットカード決済関連事業を手がける日本カードネットワークと共同で、8~9月末にかけて複数回の実証実験を行い、実現可能性や有効性の検証を行った。
今後は、日本郵船は実証実験で浮かんだ課題の解決に向けて、
銀行やIT分野などさまざまな企業と連携し、実用化に向けたシステム構築や運用面での改善点などの抽出を進めていく。将来的にはキャッシュレス化の仕組みを他社船にも展開するほか、フィリピンなど船員の居住地域でも日常の決済手段としての普及拡大を目指す。
船上そして海をわたるキャッシュレス。
日本郵船
船上での給与支払いを電子通貨でより参照
4、まとめ
船上という閉ざされた場所(不便な場所)
さらにグローバル化が進んでいるところでのキャッシュレス化は、
需要が高いのかもしれませんね。
キャッシュレス決済で便利になることで、外国とのより関わりやすくなりそうですね。
隠れたニーズってまだまだたくさんあるのかもしれませんね
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