日経WOMAN8月号より 脳の仕組みを活用した心を前向きにする小さな習慣とは

日経WOMAN

こんにちは なりちゃんです。

日経WOMAN8月号が届きました。8月か早いですね。

今回は脳・心・身体の疲れをとる方法、快眠メソッド、リモートワーク、疲れない感染対策や情報収集、お金、なんでもリストなど情報がたくさんありました。

「疲れ」に焦点をあてている記事が多かったように感じました。疲れやすい時期だからかもしれませんね。

今回は、その中で「心が前向きに動き出す小さな習慣」を紹介します。

なぜなら脳の仕組みを利用した小さな習慣で心を前向きにすることで良い結果や未来につながると感じたからです。

1人でも多くの人にとって役立つ情報になったら嬉しいです。

心が前向きに動き出す小さな習慣とは

明治大学教授の堀田さんの監修した記事のようです。

4つのネガティブな各感情(事例)を前むきにするための行動が説明されていました。

日常の小さな行動・習慣が未来につながりますよね。内容が面白かったので紹介します。

感情1「会社に行きたくない」

1、つくり笑いをする

人間の脳が行動の後に意識が働くもの。笑顔=楽しい・幸せと脳は認識しているので幸せな気分を呼び起こせる。

2、空を見上げる

晴れた空(写真でも)疲労を和らげる。またピンと胸を張る姿勢がストレスの抵抗力や自信を高める。

3、愉快なポーズをとる

体の動きがこころに与える影響が大きい。

愉快な動きで幸福度が高まりポジティブに。

4、楽しかったエピソードを1分間思い出す

コルチゾール値(ストレスホルモン)の上昇が減退して気分があがる

感情2「いいアイデアが浮かばない」

1、ぼーとする

平常時よりぼーっとしているときのほうがひらめきに関する脳の部位は15倍も働く。

何かに意識を集中させていない状態の脳の活動をデフォルトモードネットワークというらしいです。へー。脳全体の血流が行きわたり発想が豊かに。

2、30分間昼寝する

NSAのローズカイルドらの研究で平均26分間の仮眠によりパイロットのパフォーマンスが34%も向上したらしいです。意識的に30分間昼寝をして脳のクールダウンを。

3、朝に入浴するシャワーを浴びる

朝に入浴するとα波(リラックスしたときにでる脳波)が出やすそうです。

脳を活性化させ集中力や記憶力アップにつながります。

4、カフェでコーヒーを飲む

脳は適度な刺激を好むもの。ある程度雑音があるカフェの方が集中できる。またコーヒー豆の香りを嗅ぐと疲労回復やストレス抑制の効果もある。

感情3「なんだか仕事に集中できない」

1、10~15秒深呼吸する

カリフォルニア大学のジーグラーらが被験者に1回10~15秒かけて深呼吸してもらう実験を6週間行った。その結果被験者の集中力が高まり脳のワーキングメモリー(作業記憶)の容量もアップした。

2、タイマーで制限時間を設ける

テスト中残り時間を伝えたところ脳の部位(報酬感が得られると反応する)が活発になる一方、疲れを感じると活動する部位の働きが低下したという研究結果があるそうです。作業時間を決め終了5~10分前にタイマーを鳴らすようにすると良いかもしれませんね。

3、かわいい写真を見る

かわいい写真をみると対象の細部までよく観察しようとして集中力があがることが広島大学の入戸野らの実験で明らかになっています。かわいい写真をデスクに飾りたまに見ると効果的だそうです。

4、いたずら書きをしながら作業する

プリマス大学の研究チームが「いたずら書きしながらの作業のほうが記憶力が高くなる」と発表。脳の集中力は持続しないためいたずら書きで手をうごかせば脳に刺激がいき集中力が長持ちするそうです。

5、動作に掛け声が効果音を足す念じる

気乗りしない時は「よし」「ササッ」など動作に声や音を足すとやる気が増すそうですよ。リヨン大学のラバヒらが行った実験で被験者にジャンプと言わせて垂直跳びをさせたら平均で5%上昇したそうです。声にださず念じるだけでも効果がありますよ。

感情4「人間関係にイライラ」

1、相づちをうち聞くに徹する

「はい」「へぇ」などの相づちはコミュニケーションを良好にするための特効薬。

東京大学の川名氏によると相づちを打つと相づちを打たない時に比べて話しても聞き手も相手の評価が高くなるという結果が出たらしいです。へー。

2、自分から挨拶をする

カリフォルニア大学の実験で1週間通勤電車で見知らぬ人に話しかけて外交的にふるまい、次の1週間は内向的に振舞った結果

1週目は幸福感や満足感が高まったが翌週はポジティブな感情が消えたそうです。

外交的な振りをするだけで幸福度が高まる。

3、イラっとしたら6秒停止する

怒りを感じたらすぐに反応せず6秒数えれば理性が働き冷静になれる。

怒りの感情は本能に直結しているが感情の制御を司る脳(前頭葉)は働くまで3~5秒かかるそうです。

4、相手の発言や態度から裏の事情を妄想する

機嫌の悪い上司がいたら「奥さんに怒鳴られたんだろうな」と裏の事情を考える。

勝手な妄想でも相手が機嫌がわるくならざるを得ない事情を理性的にとらえ直すとむやみにネガティブにならず自分の心を守れる。

以上

いかがだったでしょうか。

既に実践されていることもあれば新しい発見もあったのではないでしょうか。

ストレス社会で「前向きに行動できる」ようになると良い結果に結びつきそうですよね。私も意識してやってみようかと思います(笑)

まとめ小さな習慣が未来をつくります

8月号より今回は「脳の仕組みを活用した心を前向きにする習慣」を紹介しました。

日常の小さな習慣が未来の結果・人生に大きな影響を与えてきます。

あなたはネガティブ派ですかポジティブ派ですか。

ポジティブかネガティブどちらでいた方があなたの望む未来がありますか。

私は日頃の行動の積み重ねが大切だと感じさせられました。

おまけ 今必要な和風マネー力とは

おまけです。

お金の話も少し紹介しようかなと思います。また個人的に内容が面白いなと思ったので追記します。古人から学ぶことってたくさんありますよね。

投資教育課&ファイナンシャルヒーラーの岡本さんの監修記事のようです。

エドノミスト(江戸時代の商人道を説いた)の代表3名

「井原西鶴」「石田梅岩」「二宮尊徳」の考えの1部を現代の「和風マネー」に置き換えてまとめられていました。

テーマが面白かったので自分で下記のキーワードを検索してみたのですが、あまり信憑性が高い情報が見つけられませんでした(;´Д`)

「商人道」「お金名言」「近江商人」「エドノミスト」「井原西鶴」「石田梅岩」「二宮尊徳」など

大切な考え方かつ個人的に面白かったので簡単に紹介させて頂きます。

「和風マネー力」とは

1、急いでもうけようとしない。長い視野で考える

2、自分だけ得しようとしない。互いが得することを考える

3、人のためにお金をつかう。社会が豊かになると自分が潤う。

だそうです。私も同感です。

井原西鶴「お金は親の次に大事なもの」

西鶴はお金は汚れたものではなく正しく使えばお金ほどありがたいものはないとポジティブに捉えた。代表作の「日本永代蔵」はビジネスと長期投資の成功事例と失敗事例を集めた。経済小説の原点。

現代版にアレンジすると

1、早起き、勤労、夜は勉強、倹約で人的資産を最大限に

(自分の貢献度に見合った利益(分限)を得るためには朝から一生懸命働き、夜は自己投資のため勉強に勤しみムダ遣いしないことが大切

2、貯蓄だけでは富豪にはなれない。お金は投資も大切

分限以上に稼いで富豪になりたければお金を貯めるだけでなく投資することが必要。投資をすれば利息が利息を生みお金がお金を稼いでくれる。

石田梅岩「大切なのは物の富だけでなく心の富」

庶民向けに心学の無料講座を開講。女性にも門戸を開き平易な言葉で商人道を教えた。

物心両面の豊かさを重視し「経済と道徳は両立させるべき」と主張。アダムスミスの「道徳感情論」を先取りした先覚者。

現代版アレンジをすると

1、「正直・倹約・勤勉」が長い目で見て正解

商人は正直でなければ取引相手から信頼を得られない。「正直・倹約・勤勉」という3つのモットーを実践することが商売を長く続けるための秘訣。

2、クラウドファンディングで経済を回せ

「自利と利他」の両方を大切にするのがあるべき商人に姿。自分の利益を追求しながら助けを必要としている人にも手を差し伸べれば共存共栄で幸せになれる。

二宮尊徳「将来の自分と他の人に投資をしなさい」

天明の大飢饉のさなかに生まれ農村復興に勤めた尊徳。「社会に貢献すればいずれ自分に返ってくる」というのが持論。コツコツ働いて蓄えができたら「将来の自分」と「他の人」に投資するように勤めた。

現代版アレンジをすると

1、「勤・倹・譲」。働いて貯め譲ることも大切

勤勉と倹約、そして「譲る」ことが大切。「譲」には2つあり「自譲」が将来のためのインベンス(資産形成)であり「他譲」がドネーション(寄付)のこと。

2、「積小為大」。積み立て投資が大きな実りに

水害で両親と田畑を失い菜種を空き地に植えて家を再興した経験から「少額をつみたてて大きな財をなす」ことの大切さを痛感。長期積み立て投資を奨励

今後の参考にしてくださいね

コメント

タイトルとURLをコピーしました